夏の風物詩『甲子園』が8月5日から行われております。今年は、100回の記念大会です!
ちなみに、私も何を隠そう元高校球児。このブログでは何度も書いていますが。ちょうど20年前の1998年。第80回の記念大会の時に高校3年生。そう、あの松坂大輔フィーバーに沸いたあの年です。松坂世代です。
今回の夏の甲子園は100回記念大会の特別企画として、『レジェンド始球式』というのが行われていますね!『レジェンド始球式』とは、過去100回の甲子園を彩ったスター(レジェンド)達による始球式!(←読んで字のごとく!笑)
開幕戦の始球式は、我が人生の師、私が最も尊敬する人物である、元巨人、ヤンキース、そして石川県の星陵高校出身、国民栄誉賞も受賞している、日本の野球界のレジェンド『松井秀喜』氏でした!
しかもなんと、その松井氏が始球式をする開幕戦のカードが、藤蔭(大分)vs星陵(石川)。ちょっとできすぎじゃない?(笑)ホント、ヤラセではないかと疑いたくなるくらいの奇跡!!しかも、星陵が後攻。星陵ナインを背にして、松井氏が始球式をするという!なんとも劇的な展開!
肝心の始球式は、ショートバウンド!(笑)しかし、球速はけっこうでてましたね!
その星陵は、大分の藤蔭を4-9で下し、2回戦に進出しました。母校のレジェンドOBである松井氏の前での勝利はうれしかったでしょうね?当の松井氏本人もうれしかったでしょう!その星陵も、2回戦では、愛媛の済美に延長13回、タイブレークの末敗れました。
少し、松井氏の話を引っ張りますが、その甲子園開幕の日の夜にテレビ朝日で放送された『ファン10万人がガチで投票!高校野球総選挙』も良かったですね。なんと、松井氏が1位!さらに、2位には私と同い年で、このブログにも度々話題にあげさせてもらっている松坂大輔でした!
自分の好きな野球選手1位2位が、国民が選ぶ選挙でも1位2位!2018年8月5日は私にとっては非常に気分のいい一日でした!
話は戻り、レジェンド始球式のメンバーですが、
- 1日目 松井秀喜 星陵
- 2日目 木村竹志 簑島
- 3日目 定岡正二 鹿児島実業
- 4日目 牛島和彦 浪商
- 5日目 平松政次 岡山東商
- 6日目 谷繁元信 江の川
- 7日目 水野雄仁 池田
- 8日目 本間篤史 駒大苫小牧
- 9日目 坂本佳一 東邦
- 10日目 中西清起 高知商
- 11日目 安仁屋 荘八 沖縄
- 12日目 板東英二 徳島商
- 13日目 金村義明 報徳学園
- 準々決勝 中西太 高松一
- 準決勝① 桑田真澄 PL学園
- 準決勝② 佐々木主浩 東北
- 決勝 太田幸司 三沢、井上明 松山商
という豪華メンバー。
誰を見ても、甲子園の歴史を彩ったレジェンド達ばかりですね。
そして、かなりの端折りっぷりですが・・・笑。本日(8/21)。決勝戦が行われました。
決勝のカードは、大阪桐蔭(大阪)VS金足農業(秋田)。
史上初の2回目の春夏連覇を狙う強豪校・大阪桐蔭と、公立高校ながら、秋田県勢として103年振りとなる決勝進出、そして、東北勢として初の全国制覇を狙う、金足農業の対戦でした。
結果は、金足農業 2-13 大阪桐蔭。大阪桐蔭の圧勝でした!
しかし、金足農業のピッチャーの吉田君は良いピッチャーですね!スピンの効いた、糸を引くような綺麗な軌道のストレートを投げます。そして、ストレートだけで無く、他のボールも完成度が高いですし、投球だけでなく、投球術や、投げた後の9人目の野手としての守備力など、総合力の高いピッチャーですね。それこそ、桑田真澄氏や松坂大輔のような素晴らしい投手だと思います。今年のドラフトで何球団が獲得を検討するか・・・。それぐらいの素晴らしい投手だと思います。
それにしても、毎年そうですが、今大会でも、高校野球の様々な問題点が指摘された大会でもありました。
- 金足農業の吉田君の投球過多(投球数制限の議論)
- 日程問題
- 新たに導入されたタイブレークの是非
- 高校野球の在り方(勝負か教育か、私学と公立など)
以上の問題は、常に高校野球につきまとう、問題で長年議論されてきていますが、なかなか答えは出ません。今回の決勝戦はそれを象徴するような一戦でした。例えば、投手に球数制限を課すとなると、一部では『プロ部活』などと揶揄される(大阪桐蔭ファンの方すいません)大阪桐蔭のような、私学の強豪校は、選手層も厚く、圧倒的に有利になってしまします。そもそも今大会に球数制限があったなら、金足農業は決勝まで進出できていないでしょう。エースピッチャーの酷使を防ぐことも目的のひとつであった、タイブレークの導入も根本的な改善となりそうではありません。では、日程をもっと緩やかにしたらどうだ?という問題もありますが、現在でも、8/5の開幕から、本日の8/21まで16日間も拘束される訳です。特に、受験を考える高校生にとっては一番大切な期間である夏休みの半分以上を甲子園にとられる訳です。日程を緩やかにすれば、もっと拘束期間が長くなる訳で・・・。本当に難しい問題ですが、昨今の以上に熱い夏の気温などを鑑みても、将来のある高校生を守るためには何かの対策が必要でしょうね。兎にも角にも、本日で夏の高校野球『甲子園』は今年も終了しました。甲子園が終わると、夏も終わりに近づいてきた感じがします。私の大好きな夏がもうすぐ終わろうとしています・・・。さみしい・・・ですね。
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