今回の記事は、すさみからは少し離れ、しかし、同じ和歌山県内のネタです。
皆さんは『せち焼き』というB級グルメ(?)をご存じでしょうか?
和歌山県・御坊のB級グルメ『せち焼き』とは?
せち焼き(せちやき)は、溶き卵で焼きそばを固めた料理。せちそばとも呼ばれる。和歌山県御坊市のご当地グルメである。
御坊市のお好み焼き店「やました」の初代店主である山下夏子が、1960年頃に考案した。山下は当時の来店客から「焼きそばを卵でせちごうてくれ」という注文を受けた。「せちがう」は御坊弁で「無茶苦茶にする、いじめる」の意であるところ、山下はそのような注文にどう応えるべきか試行錯誤し、焼きそばを溶き卵でお好み焼き状に固めたものを提供した。これがせち焼きの始まりである。
2011年9月に「やました」が「せち焼き」を商標登録した。それにもかかわらず2012年頃から大阪府のお好み焼き店が「せち焼き」の提供を開始したため、商標権侵害を理由とする訴訟が提起されたが、2016年に和解が成立した。キャベツや肉、魚介が入った焼きそばを作り、焼きそばの上から卵を割り入れ、かき混ぜ、卵が半熟になりある程度固まるまで火を通す。お好み焼き同様にソース、マヨネーズ、鰹節、青のりで調味して食するが、小麦粉は使われていないため、お好み焼きとは味・食感が異なる。食べている途中でも卵に火が通っていくため、半熟から固焼きに食感が変化していくのを楽しむことができる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%9B%E3%81%A1%E7%84%BC%E3%81%8D
『せち焼き』は和歌山県・御坊市が誇るB級グルメです。
御坊と言っても、和歌山県外の方はあまり馴染みがないかもしれませんが、「ごぼう」と読みます。
御坊は、和歌山県の中部に位置し、紀中(和歌山県は、北部を「紀北」、中部を「紀中」、南部を「紀南」と分類します)の中核都市です。
引用の文にもありますが、
『せち焼き』の「せち」とは「せちがう」という方言から来ています。
「せちがう」というのは、和歌山(御坊)の方言で、「滅茶苦茶にする、いじめる」などの意味。
焼きそばに卵を放り込み、滅茶苦茶にかき混ぜて、卵が固まりお好み焼き状になる。
そのかき混ぜる様子が「せちがう」なんですね。
せち焼きとサンドウィッチマンの関係!?
ところで、せち焼きの事をちゃんと調べようと、ネットを調べようとしていたら、
なぜか、検索キーワードに「せちやき サンドウィッチマン」と出てきたのです。
今をときめく超人気漫才師(タレント)であるサンドウィッチマンと、
せち焼きに何か関係があるのか?
ちょっと気になりさらに調べてみたところ、どうやら、
2015年に人気番組「いきなり!黄金伝説。」の企画、
「他県からなぜかお客が集まる大人気ローカル食堂 ベスト5!その人気の秘密を調査せよ」で、
サンドウィッチマンが訪れたことがあるようですね。
『元祖・せち焼き やました』さんへ行ってきた!!
その「せち焼き」を考案した元祖である、
『せち焼き やました』さんへ行ってきました!!

前述の、サンドウィッチマン効果もあってか(?)今では、県外からもたくさんのお客さんが訪れる大人気店のようで、
店内には、来店した有名人のサインや写真もたくさん飾ってあります。
そして、こちらが、目的の『せち焼き』

この後、マヨネーズやソースをかけ、
鰹節や青のりなどを掛けて完成なのですが、
掛ける前のこの画像の方が、卵でとじてる感が伝わるかなと。
肝心の味ですが、斬新というかなんというか。
焼きそばでもない、お好み焼きでもない、モダン焼きでもない、広島風お好み焼きでもない。
新鮮な感覚でした!!
めっちゃうまかった!!
実は、この日は、いつもお世話になっているご近所さんが、
私たち夫婦が誕生日だから(二人とも5月生まれ)ということで、
うなぎを食べに連れて行ってくれるとのことで、御坊に行ったのです。
そして、うなぎを食べている時に、
御坊にはこの「せち焼き」という食べ物があるという話になり。
つまり、うなぎでお腹いっぱいの状態でせち焼きを食べに行ったのです。
正直、お腹いっぱいだし、食べられへんやろ?と思いつつ行ったのですが、
あら、不思議!!みんなペロッと食べちゃいました!!笑
というか、目の前で焼いてくれるので、
せち焼きの焼ける「ジュージュー」という音、
鉄板やコテの「カンカン」という小気味の良い音、
ソースの焼ける香ばしい匂いなどに刺激され、
食べる前に、既に腹が減るという・・・笑
そんな、ライブ感を味わっていただきたく、
(さすがに匂いまでは伝わりませんが・・・)
焼いている所の動画もご準備してます!!
いかがでしょうか?美味しそうでしょ?
このライブ感と、
おかみさんの話も「関西のおばちゃん」って感じで非常に面白く、
焼いているのを待っている間も楽しみのうちです!!
店の雰囲気、おかみさんの人柄、そしてもちろん味、匂いなど、
五感をフルに使って楽しめるお店です!!
和歌山、御坊にお立ち寄りの際には是非行ってみて欲しいお店ですよ!!
元祖『 せち焼き やました 』さんへのアクセス
阪和自動車道『御坊IC』より約5分
JR紀勢本線 御坊駅より徒歩15分
店舗情報
〒644-0011
和歌山県御坊市湯川町財部49-12
TEL 0738-22-3227
営業時間:午前11時~午後3時(だだし、売り切れ次第閉店)
定休日:火曜日・水曜日
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